部屋を綺麗にして心も綺麗に、見た目も綺麗に(The Endocrine Society)
我々が全く気にしていないときににも無意識に身体にとって害な行動をとっているときがある。Duke Universityの研究チームが報告したのは、HouseDust(所謂部屋のほこり)に含まれる化合物が脂肪細胞の増殖を促進するというものだ。
先行研究では特定の化学物質が脂肪の1種であるトリグリセリドの蓄積を誘導することが知られていた。これらの研究で結論付けているのは内分泌系(所謂ホルモン系)に影響を及ぼす化学物質によって肥満と体重増加が促進されるというものである。
研究では、HouseDust由来の化学物質が細胞レベルで脂肪の増加を引き起こすのかどうかを調べている。研究チームはHouseDust由来の化合物が超微量濃度であっても脂肪細胞の増殖と合成量増加を確認した。子供はこの量の1000倍ものの濃度でこれらの化合物を取り入れているという。研究チームは化学物質の中には70種類の化合物を特定し、洗剤や植物、化粧品由来の化合物が確認されたという。
我々は現在様々な化学物質で包まれて生活をしている。それらの大部分の化合物は当然我々の体内で毒として反応するし、正常な消化ができるように我々の身体はできていない。掃除や部屋の換気、自分のためでもあるし、子供のためにも今日からできるファーストアクションなのではないだろうか。
参考文献
The Endocrine Society